台湾中央社によると、台北市の繁華街、林森北路地区のカラオケ店「銭櫃ＫＴＶ」で26日午前11時ごろ火災があり、客ら5人が死亡、49人が重軽傷を負った。1人は重体だという。
台北市消防局によると、14階建てビルのうち１～9階がカラオケ店で、5階から出火した。消防車43台が出動し、約30分後に鎮火した。客らは6～7階からはしご車などで助け出され、54人が病院に運ばれた。消防や警察が出火原因を調べている。
台湾紙・自由時報によると、出火当時、火災報知器は全く鳴らず、スプリンクラーも作動していなかったことを消防局が確認した。また、館内で火災を知らせる放送などもなかったという。
消防局によると、出火場所の5階は休業、7～9階だけで営業していた。銭櫃ＫＴＶは、今年3月30日に消防の検査を受け、合格していた。
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