世界約100カ国地域でサイバー攻撃を引き起こしている、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)の1種、「WannaCry(WCry)」について、英国のサイバーセキュリティー専門家が拡散を食い止める「キルスイッチ(無効化措置)」を発見した。しかし中国で、これを打ち消すランサムウエアの変種が見つかった。東網が伝えた。
中国国家ネット・サイバーセキュリティー情報通報センターによると、変種のランサムウエアは、英専門家のアイデアに従い、特定のドメイン名を登録しても、拡散を止められなかった。
同センターは、変種ウイルスの拡散速度はこれまでより拡散速度が上がるとみて、米マイクロソフト基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の使用者は、なるべく早くアップデートを行うよう呼びかけた。さらに、パソコンがウイルスに感染した場合、直ちにネットを切断することも求めた。