警察によると、劉容疑者は強盗罪で服役後、2010年に仮出獄したが、その後、違法薬物事件で有罪判決を受け、現在控訴中。昨年11月には、新北市新店区で暴力的な債権取り立てや暴行事件などを起こし、警察が逮捕を決めた。
警察は同日未明から、台北市北部の基隆市にある、劉容疑者の女友だち宅近くで張り込みをしていたが、劉容疑者は警察の動きを察知。同日午前9時、タクシーで新北市中和区に逃げた。
30日午前10時、警察がタクシーを降りた劉容疑者を逮捕しようとしたところ、拳銃で2発を放ち逃走した。劉容疑者は付近の建物に立てこもってさらに20発を発射。警察も30発を撃ち返した。
現場は民家や店舗の密集地区で、警察が一帯を封鎖し、住民に近づかないよう命じた。
警察は、女友だちを現場に呼び、携帯電話で説得に当たらせるなどした結果、劉容疑者は午後2時ごろ投降、警察に逮捕された。
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