トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスから日本、中国の指導者に電話し、朝鮮半島問題について電話会談を行った。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。
トランプ大統領は安倍晋三首相と30分間会談。再び挑発を行わせないようにするため、平壌に圧力をかけることで一致した。日本政府関係者は、電話会談は情勢に重大な変化が起きたため、行われた訳ではない」と述べた。
安倍首相は会談後「中国が平壌に対し、さらに大きな役割を果たすべきだとの認識で、トランプ大統領と一致した」と述べた。
新華社によると、トランプは習近平国家主席とも電話会談した。習主席は「関係各方面が自制し、朝鮮半島情勢を激化させないことを望む」と語った。 米ホワイトハウスは、安倍首相との電話会談を行ったことを認めたが、具体的な内容は明らかにしなかった。
米政府高官は「北朝鮮がさらに挑発を行えば、あらゆる選択肢も排除しない」と改めて強調し、武力行使もありうることを示唆した。
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