国家衛生部がこのほど発表したリポートによると、自殺は中国人の死因の中で5位、15~35歳の青壮年だと首位であることが分かった。世界でも15~19歳の青少年で5大死因の1つとなっている。法制日報が伝えた。
中国では2017年、大学生の自殺が相次いだ。1月には山東大学の女子学生が下宿先で首吊り自殺した。2月には広西大学で大学生が練炭を燃やして自殺。3月と4月にも、陝西省と福建省で大学2年生の男女の学生2人が学生寮内などで自殺した。
西南大学心理学部の呉明霞副教授によると、毎年5月と11月が自殺の多発期で、天候や季節に関連している可能性がある。
重慶工商大学の袁琳副教授によると、大学生の自殺は、社会の価値観、家族関係の悪さ、成績重視の教育など複合的な要因があり、1つや2つの単純な原因の結果ではない。
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