北京でPM2.5濃度、中から重度に上昇、北からは砂じんも

 北京環境保護観測センターは17日、北京市で16日夜から17日朝にかけてPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が、6段階で4位と5位の中~重度に上昇したことを明らかにした。新京報が伝えた。

 17日の白昼には、北京市付近で起きた砂嵐の影響も出始め、PM10の濃度が上昇した。

 北京市では16 日、低気圧や南東風の影響で湿度が上昇。汚染物質が拡散しにくくなり、PM2.5の能動が上昇を続けた。17日早朝には風力が弱まるとともに湿度も上昇しPM2.5の濃度が上昇を続けた。同市中心部と南部では重度、北部では中度の汚染となった。

 北京市付近の内モンゴル自治区フフホト市などでは砂嵐が起き、PM10の濃度が300μg/m3(マイクログラム/立方メートル)以上に上昇。16日夜から北京上空にも砂じんが流入して、地上のPM10の濃度が上昇した。

(参考)
北京でPM2.5一時600突破、年越しの爆竹が原因
河北・石家荘でPM2.5濃度1000μg/m3突破
大気汚染抑制で年300万人の早死防止、英誌がリポート

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