米通商代表部(USTR)は3月31日に公表した年次外国貿易障壁報告書(NTEリポート)で、中国が過剰生産力と大量輸出で世界市場を歪めていると非難した。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。
リポートは中国について、過剰生産能力、強制的な技術移転、米国産牛肉の輸入禁止、米国の電子決済サービスへの規制などを列挙し批判した。
トランプ大統領は31日、米国の巨額貿易赤字の原因について調査を命じる行政命令2本に署名した。
4月6、7日に米フロリダ州でトランプ大統領と習近平主席の会談が行われるため、NTEリポートと行政命令が注目を集めている。
リポートはさらに、中国がサイバーセキュリティーを理由とする規制を設け、外国の情報通信技術(ICT)製品とサービスを締め出し、国産品で置き換えていると批判している。
(参考)http://www.voachinese.com/a/news-report-china-20170401/3792129.html