中国中央テレビ局がこのほど、東北地区で行われたとする大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風31A」の訓練の模様を放送した。ICBMの訓練を公開するのは極めて珍しく、米軍が韓国への地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)配備を決めたことに対抗する姿勢を強調したものとみられる。中央社が23日伝えた。
香港紙、蘋果日報によると、THAADの配備により米中の核戦力の格差がさらに拡大する。
東風31は射程1万1500キロ。東風31Aは改良型で、1050~1750キロの弾頭が積載できる。弾頭3発か誘導弾を積み、大気圏に再突入できる。THAADは東風31などに対する防御を目的としている。