米軍による韓国への地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)配備に中国が反発、用地を提供した韓国ロッテ・グループに様々な圧力を加えている問題で、ロッテが中国で展開している各種店舗の9割が休業に追い込まれたことが20日、分かった。台湾中央社が20日伝えた。
ロッテ・グループは、中国で大型商業施設99カ所を経営しているが、うち67カ所が防火上の安全を理由に当局から休業を命じられた。このほか20カ所は同グループが自主的に閉店した。
ロッテ・グループでは閉店により、毎月1160億ウォン(約117億円)の損失が出ている。また、休業期間中も、従業員への賃金支払は続ける必要がある。