駐日中国大使、「日米同盟強化は冷戦思考」と批判

 中国の程永華駐日大使はこのほど、日米同盟を強化しようするのは、冷戦的思考であり、地域の安定を損なうと批判した。中国本土の報道を引用して台湾中央社が11日伝えた。

 程大使は2010年に赴任。現在開幕中の国政助言機関、全国政治協商会議(政協)の委員(議員)も務める。

 安倍晋三首相がトランプ米大統領との会談で、沖縄県尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることを確認したことについて、程大使は同諸島が中国の固有の領土であるとして、「中国は日本に抗議した」と述べた。

 程大使はさらに、日本が中国脅威論を故意に言い立て、これを口実に日米同盟を強化していることを、冷戦的思考だと決めつけた。一方で「中日が協力できる領域は多い」とした上で、日中双方が国交正常化45周年を契機に関係改善することを希望していると指摘した。

(参考)http://finance.sina.com.cn/chanjing/gsnews/2017-03-11/doc-ifychihc6203339.shtml

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