防衛省統合幕僚監部の2日の発表によると、爆撃機と戦闘機とみられる中国軍機13機が同日午前から午後、沖縄本島と宮古島間の上空を通過し、その後反転して引き返したことを、緊急発進した航空自衛隊機が確認した。
また同部によると、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機が2日、宮古島と久米島の沖で、中国の駆逐艦2隻とフリーゲート艦1隻を確認した。
中国国営新華社通信は2日、中国海軍航空隊の爆撃機など多数が同日、宮古海峡を通過して西太平洋に入り、周辺で訓練中だった海軍艦艇と演習を行ったと報じた。
新華社は演習について「海軍の年度計画に基づくもので、特定の国や目標に対するものではない。国際法にも合致する」と伝えた。
中央社によると、台湾国防部も2日、中国本土の軍用機が日本の宮古島沖に飛来し、中国本土の海軍艦艇と演習を行ったと発表した。訓練海域は台湾の防空識別圏(ADIZ)から遠く離れているものの、台湾の国軍が情報収集を行った。