H7N9型に薬剤耐性の変異株、家きんの病原性高まる

 技術系で中国最高の研究機関、中国工程院のメンバーで、呼吸器疾患の専門家、鐘南山氏は25日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)から薬剤耐性を持つ変異株が見つかったことを明らかにした。変異株は、家きん類の病原性が高めるほか、抗インフルエンザ薬「オセルタミビル」(商品名・タミフル)への耐性を持ってる。南方日報が伝えた。

 鐘氏は「決して生きた家きんに触れてはいけない。発熱などの症状が出たら、ただちに受診することが必要だ」と話している。

 国家衛生計画生育委員会によると、今年1月、中国全土のH7N9型の感染者は192人(うち死亡は79人)。鐘氏は「今年のH7N9型の感染の特徴は、1月の感染者が前年同月より多いこと、発症者が出た省の数がこれまでより多いことだ」と述べた。

 鐘氏によると、変異株は広東省で見つかった感染者2人から見つかった。ただ、オセルタミビルはまだ有効で、鐘氏は「変異株はまだ広がっていない。現在流行しているウイルスのほとんどには変異が見られない」と話している。

(参考)http://news.qq.com/a/20170226/014092.htm?t=1488107785244

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