中国経済最大懸念は国際金融危機、中央財経領導小組副主任が指摘

 中国の財政・経済政策の司令塔、共産党中央財経領導小組の楊偉民副主任は21日、香港で講演し、中国経済最大のリスクは国際金融危機だと指摘した。台湾中央社が21日伝えた。

 楊副主任は「現在の中国経済が直面する最大のリスクな何か」との聴衆の質問に対し「近年、国際経済で不確定要素が多く、常に『ブラック・スワン』(予想外の事象)が起きている。世界の金融が安定を維持できるかが最大の関心だ」と述べた。

 楊副主任は、1997~98年のアジア通貨危機、2007~08年の世界金融危機を例に挙げ、次にどのような危機が起きるか注意が必要だと語った。

 楊副主任は、中国本土の経済で最も懸念していることとして民衆が実業ではなく、不動産や金融への投機に熱心なことを挙げた。

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201702210366-1.aspx

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