中国中国疾病対策予防センターは19日、今年1月、広東省の衛生当局が、感染者2人の鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)から変異株を発見したと発表した。中国政府は世界保健機関(WHO)に通報した。中国新聞社が19日伝えた。
広東省の衛生当局によると、遺伝子の配列からみて、ヒトへの感染力や毒性が高まるような変異は起きていない。2人のうち1人は治癒、1人は治療中だが、親密に接触した計105人に発熱やせきなどの異状は出ていない。
中国では2月6日から12日、H7N9型の感染者が69人見つかり、8人が死亡した。感染者の多くは上海、浙江、江蘇など長江デルタと広東の珠江デルタで感染者が多く発生している。家きんへの接触や、生きた家きんを売る市場にいたことが感染原因だった。