中国が北朝鮮産石炭輸入を禁止、金正男殺害と関係か

  中国政府は18日、国連安全保障理事会の制裁決議にもとづき、2017年通年で北朝鮮産石炭の輸入を中止すると発表した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が同日伝えた。

 台湾中央社によると、中国による北朝鮮産石炭の通年での禁止は、金正恩・労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件と関連があるとの見方もある。金正男氏の殺害は、金委員長が指示したとの推測があるためだ。

 金正男氏は生前、長らく北京とマカオで生活し、中国が保護していたとされる。殺害事件が中国と北朝鮮の関係に与える影響に対し、海外の注目が集まっている。

 金正男氏の殺害後、中国浙江省温州市で、北朝鮮製石炭から基準を超える水銀が検出された、返品になった。

 RFAによると、石炭は北朝鮮にとり最大の輸出商品で、数少ない外貨獲得手段の1つとなっている。国連安保理は17年11月、北朝鮮制裁決議を可決し、北朝鮮の石炭の年間輸出額を年間約4億米ドルか750万トンに制限した。

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/3-02182017121429.html

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