ロッテが中国電子モール撤退、THAAD配備の余波

 韓国ロッテグループはこのほど、中国のEコマース最大手、阿里巴巴集団(アリババ)傘下の電子モール「天猫」上の旗艦店を1月末までに閉鎖したことが分かった。代表的なネット店の閉鎖により、中国ネット市場から事実上撤退したことになる。地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備を巡り、ロッテグループが圧力を受けた可能性がある。台湾中央社が伝えた。

 ロッテグループはこれまでに、中国本土のスーパー3店を閉鎖した。同グループは、中国でロッテマート99店とロッテスーパー16店を展開しており、3店の閉鎖は単に業績不振のためとの見方もある。

 しかし、ロッテグループがTHAADの配備用地を韓国軍に提供することを決めたため、中国当局から圧力を受けている可能性もある。

 ロッテグループは2016年11月末から、中国本土のあらゆる店舗が税務、衛生、消防などの検査を受け始めた。遼寧省瀋陽市に建設中のテーマパーク「瀋陽楽天世界(ロッテワールド瀋陽)」の工事も16年末から中断している。

(参考)http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2017/02/13/0505000000AKR20170213039251014.HTML?template=2085

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