固体燃料と移動式の北ミサイルに韓国軍が危機感

 北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星2型)に固体燃料推進エンジンを装着するすることに成功したと発表したことについて、韓国の軍部に2020年代前半を目標に進めている「キルチェーン」が無効化するとの懸念が広まっている。聯合ニュースが報じた。

 固体燃料は燃料注入が不要で、弾道ミサイルの隠密性が向上する。移動式ランチャー(TEL)に搭載して発射すれば、発射前の打撃が容易ではないためだ。

 朝鮮中央通信など北朝鮮の国営メディアは12日、「われわれ式の新しい戦略武器体系である中長距離戦略弾道ミサイル北極星2型の発射実験が2月12日、成功した」と報道。弾道ミサイルについて、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)システムを利用した新しい固体燃料の戦略ミサイルだと主張した。

 ミサイルを水面上に射出した後、点火・飛行させるSLBMの射出方式を地上型に応用しているとみられる。また、戦車のような無限軌道式の移動式発射台が新たに確認された。

(参考)http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2017/02/12/0505000000AKR20170212066151014.HTML?template=2085

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