国家環境保護部は、北京・天津・河北(京津冀)地区の中南部で12日~14日、6段階の大気質指数(AQI)で上から2番目の「重度」以上の大気汚染が起きるとの予測を発表した。北京、天津、石家荘(河北)、保定(同)、太原(山西)、済南(山東)など23都市が影響を受ける。央広網が伝えた。
同部によると、16日~18日は寒気の到来で大気汚染物質が拡散するため、汚染が緩和する見通し。ただ、北京・天津・河北地区の中南部、山西省南部、山東省の大部分でAQIが上から3番目の「中度」以上、一部で「重度」の汚染となる。
11日は、元宵節のため爆竹・花火が集中的に使われ、北京などで大気の質が急速に悪化。PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が一時200μg/m3(マイクログラム/立方メートル)がを超え、南西部では335μg/m3に達し、市中心部の西直門地区では820μg/m3を記録した。