エイズ流行なお深刻、男性同性愛者の感染率上昇

 国務院(中央政府)は5日、新たな「エイズ制圧・予防5カ年計画」を発表し、中国でエイズの流行がなお深刻な状況にあると指摘した。主な感染経路は性感染で、男性同性愛者の感染率が上昇を続けている。青年、学生の感染者も増加している。中国新聞社が5日伝えた。

 中国ではこれまでの5カ年計画の実施で、エイズの検査体制が強化されているほか、違法薬物や輸血による感染や、母子感染が減少。感染者と患者の発見率が68.1%上昇する一方、死亡率が57%減少した。

 新たな5カ年計画では、エイズに関する知識の普及活動を強化する。また、男性同性愛者に危険行為をやめるよう働きかけるほか、違法薬物使用者の感染率を下げるための施策を行う。

(参考)

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