江西の化学工場で発煙硫酸漏出、総経理死亡、50人重軽傷

 江西省中南部の興国県で24日午後10時ごろ、化学品製造会社、江西三美化工有限公司の工場から発煙硫酸が漏出、総経理が死亡、50人が重軽傷を負った。新京報が伝えた。 当局によると、タンク車3台分(約80トン)の発煙硫酸を貯蔵タンクに移す作業中、放熱反応が起き、水蒸気と発煙硫酸のガスが周囲に漏れ出た。

 現場責任者が当直作業員を指揮して反応を抑える措置を行い、約1時間後に貯蔵タンクは安全な状態になった。ただ、防護措置が不十分だったため、作業員多数がまもなく体の不調を訴えた。

 25日正午までに、51人が病院で治療を受けたが、25日午後8時半までに、同社の総経理が死亡した。

 同社は国有企業で、工場は興国県の「紅門工業団地」内にあり、フッ化物製品を生産している。

(参考)

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