国家発展改革委員会はこのほど、森林や農地の不法占拠など違法ゴルフ場計111カ所を摘発したことを明らかにした。中国政府は2011年4月から、違法ゴルフ場の取り締まりを進めていた。新華社を引用し英BBC放送中国語版が伝えた。
同委員会によると、全国で検査対象になったゴルフ場は683カ所。うち111カ所で違法行為が摘発されたほか、18カ所が廃業、45カ所が営業許可の取り消し、507カ所が改善を行った。
当局によると、違法行為は森林や農地の違法占拠、森林や草地の破壊、水資源の無断利用など。同委員会は今後、関連の企業・団体と個人の責任追及を行う。
ゴルフは中国高官のお気に入りだったが、汚職取り締まり活動の結果、公務員の腐敗の象徴となった。
また、環境保護のため、中国当局は2004年、ゴルフ場の新設を禁止した。しかし、需要が多いため、実際には建設が止まっていなかった。