天津に有名調味料のニセ物密造村、当局が50業者摘発

天津市静海区独流鎮に、有名ブランド調味料のニセ物を密造する約50の業者が集まり、全国に出荷していたことが分かった。ニセ物のしょうゆ、酢などには、有害な工業塩も使われいた。警察はこれまでに、業者5人を拘束した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

国家食品薬品監督管理局は事態を重視し、現地に調査チームを派遣した。中国紙・新京報によると、ニセ物は、クノール、ネスレ、海天しょう油、李錦記など有名ブランドの製品を装っていた。

独流鎮は「中国北方のニセ物調味料製造センター」と呼ばれて名が知られており、十数年にわたり密造をしてきた。年間生産額は1億元(約16億円)に上るとみられる。

従業員は不潔な作業場で、プラスチックの桶や木の棒をつかって密造を行っており、工業用の塩、色素、食品添加物などを混ぜ合わせ、しょう油などを製造していた。

食品加工業者から使用済みの山椒や八角などの香料を仕入れ、乾燥や粉砕などの再加工を行って包装し、香料として再出荷するなどの不正も行われていた。

(参考)http://www.jiemian.com/article/1073956.html

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