1989年の天安門事件当時の中国共産党総書記、趙紫陽氏の死去から17日で12周年を迎えた。中国本土の人権派ジャーナリスト、高瑜氏は16日、交流サイト(SNS)で「北京に済む人権活動家のすべてが、17日の外出禁止を命じる通知を当局から受けた」と述べた。台湾中央社が17日伝えた。
17日、「炎黄春秋」誌の元社長、杜導正氏、元総書記の故郷、湖南省の地方政府の関係者や住民、学生ら約100人が趙氏の旧居を訪れ、祭壇に献花して追悼した。
趙紫陽氏は1980年代、首相、総書記などの要職を歴任。89年の天安門広場で民主化を求める学生らの運動が起きた際、ハンスト中の学生を見舞うなど、運動に理解を示す姿勢を示した。まもなく「重大な誤りを犯した」として職務を解かれ、2005年に死去するまで自宅で軟禁された。