国際通貨基金(IMF)は16日、最新の世界経済見通しを発表し、今年の中国経済の成長率予測を6.5%とし、年10月時点の予測から0.3ポイント引き上げた。ただ中国経済の成長は、政府の財政支出と債務の膨張に、なお過度に依存しており、突然の経済減速がありうると警告した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。 現在、債務が中国経済の成長を引き続きけん引している。2008年、中国政府が財政出動などにより金融危機を乗り切った時よりも状況が深刻だ。
中国経済は昨年第4四半期、政府の財政支出と不動産価格の高騰で6.7%の成長を実現した。しかし、政府による引き締めと住宅購入ローン規制で、民間経済は低迷が続いている。
(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/r-01162017144504.html