蔡英文政権が、東京電力福島第1原発事故後に導入した日本の食品に対する輸入規制の緩和を検討していることに対し、台湾の最大野党、国民党が25日、行政院(内閣)が新北市で行った公聴会の会場前で、立法委員(議員)や市民を集めてデモを行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
台湾は事故後、福島など5県の食品の輸入を禁じてきたが、蔡政権は福島を除く4県について規制緩和を検討している。
同日の参加者は約1000人。国民党は来年2月1日から、この問題に絡み蔡英文政権に反対する行動を強める計画だ。 与党・民進党は、国民党がわざと騒ぎを大きくし、市民の不安をあおり、反日の気持ちをかきたてているとして、批判した。
(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/9-12252016152205.html