ミャンマー北部で11月20日に始まった少数民族武装組織と政府軍の戦闘に絡み、一部メディアが4日、同国軍の戦闘機1機を中国軍が撃墜したと報じた。中国国防部は7日、「報道は虚構だ」として否定した。中央社が7日報じた。
ミャンマー北部では11月20~30日、ミャンマー北部カチン州で少数民族の武装組織、カチン独立軍(KIA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、カチン独立軍(KIA)、タアン民族解放軍(TNLA)、アラカン軍(AA)と政府軍が衝突。住民や警察官を含め141人が死亡、50人が負傷した。中国領内でも流れ弾で住民1人が負傷した。
また、難民約3000人が中国内に流入し、中国政府が収容した。
4日にはミャンマー軍の戦闘機1機が中国とミャンマーの国境付近で墜落した。海外の中国語メディアは6日、中国軍が領内に侵入したミャンマー軍戦闘機に高射砲で警告射撃を行ったところ砲弾が命中し、戦闘機が墜落したと報じた。