中国軍がチベット、新疆で軍備拡充、対印戦準備を強化

 カナダ発行の中国語軍事情報誌「漢和防務評論」の最新号は、インド海、空軍筋の話として、中国軍がインド北方のチベット、新疆ウイグル両自治区で軍備を大幅に強化していると伝えた。対インド作戦の準備を充実させる動きとみらえる。中央社が伝えた。

 中国軍は、チベット自治区ラサ飛行場に「殲11」、「殲12」戦闘機、「空警500」哨戒機などのローテーション配備を始めた。

 新疆ウイグル自治区コルラ市には、新設の「ミサイル軍」の中距離弾道ミサイルと「殲11BS」戦闘機を配備。ホータン(和田)地区の飛行場を大幅に拡充し、2014年以降「殲10」戦闘機、「轟6K」爆撃機を常駐しさせている。

 いずれも対インド作戦の準備を強化する動き。同誌の平可夫編集長は「中国軍が近年実施している軍事演習のうち、20%は『高度寒冷山地国境の反撃作戦』に関するものだ」と話している。

 平編集長によると、中国軍は対インド作戦に必要な物資輸送量や自動車の数量を細かく計算している。

 

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201612050336-1.aspx

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