ニュースサイト人民網は2日、中国の初の国産航空母艦が2017年初めに進水するとの見通しを示した、中国海軍の尹卓少将の文章を掲載した。現在、塗装作業中で、進水までに一定の時間が掛かるという。
中国の一部メディアは先に、初の国産空母が早ければ今年12月中旬に進水すると伝えた。また、パイロット12人が、新空母の艦載機の乗員に指定されたことも報じた。
ネット上では、2隻目の国産航空母艦の建造も1隻目の完成後、直ちに始まるとの憶測情報が流れている。尹少将は「2隻目は(1隻目と同じ)大連で建造されるとは限らない。上海の造船所も建造できる。中国は、南北の造船所で同時に航空母艦を建造する能力を持っている」と語った。
尹卓少将はさらに、艦載機の離陸に使うカタパルトについて「蒸気式でも電磁式でも、中国にとって開発の障害はない。直接、電磁式を開発して米国と肩を並べられるようになることを望む」と述べた。
カタパルトの開発は技術的に難しく、中国海軍がウクライナから輸入して改造した、空母「遼寧」は艦載機の離陸にジャンプ台を採用している。