北京市は2日午前零時、大気汚染では4段階で上から2番目の「オレンジ警報」を発令した。専門家は、2~4日、北京市は汚染物質が拡散しにくい気象条件となり、重度の大気汚染になると警告している。新京網などが2日伝えた。
北京市は1日、大部分の地域が晴天となり、大気の質も良好。河北省でも大部分の地区が1日午後に大気の質が改善し、「良」から「軽度の汚染」の範囲だった。
しかし、2日から寒気の影響が弱まり湿度が上がって、大気汚染物質が拡散しにくくなり、大気の質が急速に悪化する見通し。
オレンジ警報の発令で、幼稚園と小中学校では屋外活動が中止になった。市政府当局は、工場に操業停止を命じるとともに、査察チーム14組を派遣し停止の状況を監視する。工事現場での粉じんや露天でのたき火などに対する取り締まりも行う。