中国疾病対策予防センターは11月30日、エイズウイルス(HIV)感染者とエイズ患者は、今年9月現在、65万4000人だったと発表した。死者は累計で20万1000人。感染経路は性交渉が最も多く、2016年1~9月は前年同期比94.2%増えた。新華網が伝えた。
国家衛生計画生育委員会の王国強副主任は「中国のエイズ予防対策が効果を上げ、輸血による感染は止まった。注射による違法薬物使用や母子感染も抑えられている。死亡率もはっきり低下した」と述べた。
第12次五カ年計画(2011~2015年)期間中、エイズの検査を受けた人は6000万人から1億4000万人に増加。治療者数は8万6000人から38万7000人に増えた。感染者と患者の発見率は68.1%上昇する一方、死亡率は57%減った。違法薬物使用による感染は74.4%、母子感染は26.6%それぞれ減少した。