ソニー中国の子会社で、カメラモジュールを製造するソニー電子華南有限公司(広東省広州市)の従業員が、会社の売却に抗議して、16日からストを始めたことが分かった。外電を引用し澎湃新聞網が23日伝えた。
ソニー中国は7日、ソニー電子華南有限公司を、深セン欧菲光科技股フェン有限公司(同省深セン市)に売却する契約を結んだと発表した。
従業員は10日から工場出入り口の封鎖を始め、製品出荷を遅らせた。15日、収拾のため警察が出動したが、16日にストを始めた。従業員は「われわれはソニーの従業員だ。工場を勝手に中国企業に売却するな。ストが嫌なら、保障を支払え」などと叫んでいる。
中国子会社は「従業員の合理的な要求には耳を傾けたい。現在、広州経済技術開発区の当局の指導のもと、従業員と誠実に意思疎通を行っている」と話している。