中国は世界一の「カゼ大国」、15年は10億人が発

 医学では中国最高の研究機関、中国医学科学院のメンバーで、呼吸器疾患の専門家、鐘南山氏はこのほど、中国では2015年に、延べ10億人がカゼを発症しており、人数で世界一の「カゼ大国」だったことを明らかにした。また、中国人のカゼの発症日数は平均18.5日だったという。健康時報網が伝えた。 

 世界15カ国で行われた調査で、中国人は84%が15年の1年間にカゼを発症したと回答した。この割合から推計すると、中国では昨年、カゼの発症者が延べ10億人を上回るという。 鐘氏によると、中国ではカゼを発症したまま仕事を続ける人数も世界最多。調査を受けた中国人のうち75%が、カゼを引いた後も、職場での仕事を続けていた。

 鐘氏は「中国では、カゼを引いて職場に行くと、責任感の表現とみられる。欧米とは異なるところだ」と話している。

(参考)

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