コカ・コーラ社が中国のボトリング事業を中国企業2社に売却することを決めたことに抗議し、重慶、吉林、四川の3省・直轄市にある同社ボトリング工場3カ所で21日、従業員がストを始めた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
コカ・コーラ社は約35年前から、中国企業との合弁を含めボトリング工場30カ所余りを経営してきた。うち3分の1が自社工場だった。最近、ボトリング事業からの撤退を決め、中糧集団、太古集団の2社に売却することを決めた。
3工場の従業員は、中国企業による買収後、人員削減が行われることを懸念している。また、雇用関係の変更を前に、これまでに勤続年数に応じた補償を求めている。