安徽省六安市舒城県で8日午後5時15分ごろ、安徽東風機電科技の工場で爆発があり、9日午前10時現在、2人が死亡、3人が負傷、10人が行方不明となっている。山東省シ博(シはさんずいに輜のつくり)市周村区でも8日午前9時43分ごろ、コージェネレーション(熱電併給システム)の「周村嘉周熱電」でアンモニア水タンクが爆発し、作業員5人が死亡、6人が負傷した。新華社が伝えた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、安徽省の工場は兵器を生産していた。目撃者によると、爆弾のような物が爆発し、工場建屋は壁が全部吹き飛び、周辺の民家のガラスが割れた。事故当時、工場内で50人が作業中で、脱出できたのは5人だけだったという。
新華社によると、山東省のコジェネで爆発したアンモニア水タンクは、脱硫脱水装置用。作業中の2人が現場で死亡、9人が病院に運ばれたが3人が亡くなった。6人は病院で治療を受けている。
爆発によりタンク内の濃度20%のアンモニア水55トンが流出。消防や環境保護機関が処置を行い、環境に大きな影響は出なかった。
(参考)http://news.xinhuanet.com/local/2016-11/09/c_1119879669.htm