トランプ氏重要顧問が蔡総統と会見、台湾重視を強調

 台湾の李大維外相は10日、トランプ米次期大統領の重要顧問が数週間前に台湾を訪れ、蔡英文総統と会見したことを明らかにした。総統府の黄重諺報道官は、重要顧問が米シンクタンク、ヘリテージ財団のエドウィン・フールナー総裁だと明かした。中央社が10日伝えた。

 フールナー総裁は蔡総統に「台湾は、米国の重要な資産であり、アジア太平洋の戦略で不可欠の役割を担っている」などと述べた。

 蔡総統は「選挙の結果がどうなっても、米国の次期政権とは緊密に協力したい」などと語った。

 トランプ氏の当選で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の存廃と在日米軍の去就が大きな影響を受ける。台湾の駐日代表(駐日経済文化代表処駐日代表)の謝長廷氏(元首相)は「新しい国際環境のもと、アジア太平洋の国家はさらに団結、協調するべきだ」と話している。

(参考)中央社

タイトルとURLをコピーしました