香港で民主派団体1万1千人デモ、議員宣誓問題で抗議

 中国からの独立志向を示す香港立法会(議会)2議員の就任宣誓を巡る問題で、香港の民主派団体「民間人権陣線」は7日、湾仔地区などで集会とデモ行進を行った。他の民主派団体と民主派政党も参加し、参加者は主催者側発表で約1万1000人、警察発表で8000人に上った。香港星島日報が7日伝えた。

 2議員は就任宣誓で中国を侮辱する発言を行い、決められた宣誓文を読まなかったため、香港政府は2議員の資格喪失を主張している。中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が7日、香港基本法の解釈を公表する予定で、2議員は議員資格を奪われれる可能性が高い。

 デモ隊は午後3時ごろ湾仔地区を出発。中環(セントラル)地区の立法会前を通り、皇后像広場まで行進した。参加者は「全人代による基本法解釈に反対」などのプラカードを掲げ、スローガンを叫んだ。

 デモ終了後、香港島・西環にある中国政府の香港出先機関、中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(中連弁)前で約4000人が集会を行った。

 香港紙・明報によると、7日未明、警官隊がデモ隊の排除に着手して小競り合いになり、デモ隊の男女4人が公務執行妨害などで捕まった。また、警察官2人が頭などにけがした。

 

(参考)http://std.stheadline.com/daily/news-content.php?id=1501976&target=2 

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