異常気象で11月に台風、影響で長江流域に大雨の恐れ

 太平洋赤道域で海面水温が平年より上昇、低下するエルニーニョ、ラニーニャの両現象の影響で、秋以降、中国で異常気象が続き、台風や洪水の被害が頻発している。国家洪水防止・干ばつ対策指揮本部は10月30日、今後10日間、長江流域などで台風の影響による大雨が予想されるとして、水害関連の情報に注意するよう呼び掛けた。中国新聞社が伝えた。

 長江、黄河に挟まれた地帯で10月23日から、大雨が続いている。太湖周辺では10月以降の雨量が226ミリと例年の4.4倍を記録、28日午前8時、太湖の水が警戒水位を超えた。長江下流域の秦淮河など河川3本でも工事が起きている。

 中国の気象当局によると、11月にも3、4個の台風の発生が予想され、うち1個が中国に上陸の恐れがある。今後10日間に、黄淮(黄河以内、淮河以北)地区南部、江淮(淮河以南、長江以北)、四川北東部、湖北省南西部など広い範囲で大雨の恐れがある。

 

(参考)http://news.china.com/domestic/945/20161030/23830049.html

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