トランプ氏当選で中国は大喜び、台湾前駐米代表が見方

 11月9日(日本時間)に投開票が行われた米大統領選で、共和党のトランプ候補が当選したことについて、台湾の前駐米代表の沈呂巡氏は、中国が密かに喜んでいるとの見方を示した。風伝媒が伝えた。

 沈氏は、オバマ政権が推進した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は「ほぼ望みがなくなった」と指摘。米軍のプレゼンスの低下で、アジア太平洋は権力の空白に直面する恐れがあるとして、「私が北京政府であれば、内心、密かに喜んでいる」と述べた。

 沈氏は一方で「中国にとって、一面ではチャンスだが、予測不能な米大統領と相対することになる。複雑で困難に満ちた状況の始まりでもある」と語った。

 沈氏は外交官として2014年3月から今年6月まで、中華民国駐米代表を務めた。

(参考)http://www.storm.mg/article/187771

タイトルとURLをコピーしました