中国共産党の第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が27日、4日間の日程を終え北京で閉幕した。採択したコミュニケは初めて、習近平総書記(国家主席)を「核心」と位置づけた。同党が「核心」と認めた指導者は、毛沢東、トウ小平、江沢民の3氏のみ。アナリストによると、習氏が握る権力は既に毛沢東以氏降で最強だが、新たに「核心」と認められたことで、権力がさらに強まった。英BBC放送中国語版が伝えた。
習氏の権力強化を受け、同党の不文律に従い、68歳となる2022年、最高指導者から退任するかどうかに、注目が集まっている。中央規律検査委員会主任の王岐山氏が来年、68歳を迎えるため、退任の有無が関心を呼んでいる。
香港紙・明報によると、6中全会では、共産党第19回党大会を2017年下半期に開催することを決めた。
(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/trad/china/2016/10/161027_china_xi_core