中共6中全会が開幕、党内で人事めぐる駆け引き激化

 中国共産党の重要方針を決める第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が24日、北京市のホテル、西京賓館で開幕した。党内の規律強化に向けた規則の制定のほか、2017年の第19回の党大会を召集する決議が行われる。党大会で予定される最高指導部の交代を前に、党内で人事をめぐる駆け引きが激化しており、6中全会に先立ち、地方の13の省・市で党・政府のトップが交代した。香港紙・明報が24日伝えた。

 西京賓館周辺は警備が強化され。周囲の路線バスの停留所では「乗客安全員」が配置され警戒に当たった。ホテル周辺の歩道は閉鎖され、監視カメラも臨時に設置された。 来年の党大会では、最高指導部の党政治局常務委員7人のうち、習近平総書記と李克強首相を除く5人が「68歳で引退」のルールに従い退任する。

 政治評論家の章立凡氏は、第19回党大会を前に、中国の政治と社会は比較的、動きの激しい時期に入ると指摘。「6中全会後に多くのことが起きるだろう」と述べた。

 

(参考)http://news.mingpao.com/pns/dailynews/web_tc/article/20161024/s00013/1477245432129

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