湖南の環境保護活動家、反スパイ法違反で拘束

湖南省の環境保護NGO(非政府組織)「長沙曙光環保公益発展中心」の劉曙理事長は8日、同省の警察に連行された。ネット情報によると、劉理事長は「スパイ取り締まり活動に絡む国家機密の漏洩に関与いた疑い」で、反スパイ法違反容疑で10日間の行政拘留を言い渡された。海外に拠点を置く中国語ニュースサイト、博聞社が伝えた。

 同団体は2013年に発足し、地元企業の観測機器メーカー、力合科技(湖南)、研究機関の湖南省分析測試研究所、湖南省図書館などと協力し活動を行ってきた。地元紙、湖南日報、騰訊大湘網などメディアとも協力関係にある。

 同団体は、1990年代以降に生まれた大学生6人が創設し、水、土壌、食料など市民の関心が高い環境問題に関す調査を行ってきたほか、独自の民間検査測定研究所も設立した。全国で初めて、飲用水に関する大規模な調査活動を行ったことで知られる。

 

(参考)http://bowenpress.com/news/bowen_135829.html

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