中国の精神疾患患者、重症者の92%は未治療

 第25回世界メンタルヘルスデーの10日、精神科専門病院、医科大学付属北京安定病院などが主催する関連のセミナーが北京で開かれ、中国の精神疾患患者は1億人を超えているが、重症者の92%は治療を受けていないことが明らかにされた。南方週末が10日伝えた。

 セミナーでは、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた「アジアパシフィック・メンタルヘルス統合指標報告書」が配布された。それによると中国で治療を受けていない重症精神疾患患者の割合は、インドの90%を上回る。

 セミナーで報告した専門家によると、中国で未治療者の多さの原因の1つは、精神科の医師が少ないことで、人口10万人当たりの割合は1.7人と、世界平均の3.96人を下回る。北京大学第6病院の馬弘主任医師は「われわれには十分な数の精神科医がいない」と述べた。

 また、中国で登録している精神科医の14%は何も専門教育を受けておらず、29%は医学専門学校で3年間の教育を受けただけだった。

 中国政府は2020年までに、精神科専門の医師を4万人に増やす計画。しかし、馬主任医師は「どのように目標を達成するかについて、いささか懸念がある」と話している。

 

(参考)http://www.infzm.com/content/120151

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