中国12省・直轄市に住む元軍人数千人が11日、北京市中心部にある最高軍事機関、中央軍事委員会の庁舎前で、抗議デモを行った。元軍人は、各地の地方政府が元軍人の生活支援を行わず、予算の流用などの不正行為も行っていると主張している。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
元軍人は、核実験やベトナムとの戦争に参加した経歴があり、負傷し障害が残る者も含まれる。11日、同委員会の陳情受付窓口付近を取り囲んだ。多くが従軍当時の軍服姿で、退役後の状況を訴え、当局に補償や権利の保証など支援政策の実施を求めた。
当局は、警察官多数を出動させて大規模な警戒態勢を敷き、主要道路多数を封鎖した。
デモ参加者の元軍人は「われわれの要求は単純で、軍人と家族に対する優遇・救済策を行ってくれれば良い。しかし、十数年間も結果が出ていない」と話している
関係者によると、元軍人には士官、下士官、兵士が含まれるほか、核実験とベトナムとの戦争参加者の2種類がある。元軍人それぞれの処遇が異なる上、関連のする時間が長く事情が極めて複雑。当局が責任を押し付け合い、なかなか解決しないとみられる。
(参考)http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/xl1-10112016101509.html