山東省海陽市にある私立「海陽英才実験学校」の学生食堂が提供する食事に、養豚用の飼料が使われていた疑いが強まり、保護者約100人が10日、抗議に訪れ、学校側に説明を求めた。斉魯晩報が伝えた。
保護者によると、食堂は校長の妹が経営。学生に豚や家きん用の飼料や腐った肉、残飯を含む食事、腐った果物などを出していた。地元政府にも通報済みだという。
同学校は、幼稚園から中学までの一貫教育を行う寄宿制の学校で、食堂も高品質な食事を供するとされていた。
学校側は、食堂の食材は、当日朝に入荷した上、担当者が選別しており、変質したり不潔な食品が出されることはないと説明している。
市政府は、関連部門による専門調査チームを結成し、調査を始めた。