小児科医を患者遺族が惨殺、治療でトラブルか

◎小児科医を患者遺族が惨殺、治療でトラブルか

 山東省莱蕪市の莱蕪鋼鉄集団有限公司病院で3日午前、勤務中の小児科医、李宝華さん(34)が患者の遺族の男に刃物でめった刺しにされた。李医師は救急治療室で治療を受けたが死亡した。警察は、殺人の疑いで市内に住む陳建利容疑者を逮捕した。新京報が伝えた。

 陳容疑者の娘が先に、同病院で出生2日後、新生児敗血症と肺炎で死亡した。当時、当直の李医師が病状などを説明した。陳容疑者が何かの原因で、李医師に恨みを抱いていた可能性があり、警察が動機などを追及している。

 関係者によると、陳容疑者は3日、ショルダーバッグにあいくちなど刃物2本を入れ同病院内に侵入。5階の医師事務室で李医師に切りつけた。

 李医師は背中を15カ所、頭を12カ所切られた。また、陳容疑者は、病院による李医師への救命活動を妨害しようとしたという。

 中国では患者や家族による、病院関係者への暴行が頻発している。広東省広州市では今年5月、医師=当時(60)=が病院宿舎内の自宅で男に刃物で襲われて死亡。深セン市の病院でも今年3月、病死した男児の家族が看護師を殴打し、医師をひざまずかせ謝罪させる騒ぎが起きた。

 

(参考)http://news.sina.com.cn/c/2016-10-05/doc-ifxwmamz0312720.shtml

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