公安部(警察)はこのほど、ネット詐欺で指名手配中の重要容疑者10人の1人、陳福金容疑者を逮捕したと発表した。新華網が3日伝えた。
調べによると陳容疑者は今年1月10日、福建省晋江市で仲間とともに、市内の女性の銀行口座から880万元(約1億3000万円)を詐取した疑い。
女性によると、自分の銀行口座内の金が、10分間に9回に分け他の口座に振り込まれた。スマートフォンで、銀行から振込完了を知らせるショートメッセージを連続して受け取って犯行に気づき、警察に通報した。
警察が調べたところ、女性の金は直ちに120の銀行口座に再送金された上、現金自動預払機(ATM)で引き出された。警察はまもなく、陳容疑者を指名手配した。
陳容疑者は9月29日午前3時ごろ、広東省珠海市からマカオに密入境した。マカオ当局に密入境容疑で逮捕され、10月2日に珠海市に送還後、3日、晋江市に護送された。