北京で今秋初の大気汚染警報、北風流入で4日解消

 北京市の当局は 国慶節(10月1日)連休中の2日午前7時10分、大気汚染警報では3段階で最低の黄色警報を発令した。大気汚染警報の発令は、今年秋に入り初めて。新京報などが3日伝えた。

 2日午後2時現在、北京市中心部6区のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度は182μg/m3(マイクログラム/立方メートル)だった。

 当局は、呼吸器に疾患がある場合、外出を控え、外出時はマスクを着用するよう呼び掛けた。

 同市当局によると、華北地区は大気汚染物質が拡散しにくい気象条件となっており、北京市も重度の汚染となった。4日は、冷たい空気が流入し、大気の質が改善する見通しだ。

 北京市のほか、隣接する河北省の石家荘、保定、廊坊などの各市で9月30日から10月1日まで大気汚染黄色警報が発令された。

 中国科学院の王自発研究員は「中国北方で今年の秋と冬、南風が吹く日が多く、平穏が天気が続くとみられる。大気汚染物質が拡散しにくくなるだろう」と述べた。

 

(参考)http://news.qq.com/a/20161003/001373.htm

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