新疆でまたテロ、武器工場摘発時に警察幹部殉職 

 新疆ウイグル自治区カシュガル地区カリギリク県で10日、県公安(警察)局長が部隊を率いて武器密造工場を摘発した際、容疑者が爆弾を爆発させた。局長ほか警察官多数と容疑者が死亡した。当局は事件を公表していない。海外の中国語ニュースサイト、博聞網が18日伝えた。

 新疆ウイグル自治区トップの党委員会書紀に陳全国氏が8月末に就任後、テロが起きたのは初めて。自治区の党委員会は17日、対策会議を開き、同県トップの党書紀と次席の県長の更迭を決めた。

 県公安局長らは10日、テロ組織が武器密造工場で爆弾を作っているとの通報を受け、部隊を率いて急行。突入の際、容疑者が爆弾を爆発させた。

 消息筋は、今回の事件後を巡る厳しい処分は、陳党書紀の強硬な姿勢を示していると指摘した。今後、新疆の過激派に対する取り締まりが強まるとみられる。

 カシュガル地区カリギリク県は新疆南部にあり、新疆の独立を目指す過激派の活動が活発で、過去にもテロ事件が数件起きている。

 

(参考)http://bowenpress.com/news/bowen_129148.html

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