広東省深セン市龍華新区で16日午前7時5分ごろ、走行中の路線バスが炎上し、乗客の女(33)が死亡した。同市当局によると、女が車内に持ち込んだガソリンに火を付けた。南京日報が16日伝えた。
当局によると、バスが走行中に女が、持っていたスーツケースからガソリン入りの容器を取り出し、火を付けた。運転手は直ちにバスを止め、他の乗客を避難させた。乗客の1人が車内の消火器で火を消そうとしたところ、女が残りのガソリンを回りにまき、火が燃え広がった。
当局は、女が自殺を図ったとみて、動機などさらに詳しい原因を調べている。女以外の乗客6人は無事だった。
中国では路線バスへの放火事件が頻発しており、2009年には四川省成都市で27人、2013年6月には福建省アモイ市で48人、14年7月には貴州省貴陽市で6人がそれぞれ死亡した。今年も1月に、寧夏回族自治区銀川市賀蘭県で、走行中の路線バスが男に放火され、乗客17人が死亡、32人が重軽傷を負う事件が起きた。
(参考)http://http://news.163.com/16/0916/06/C12LA1IS00014AED.html