中国青年網など各メディアがこのほど、中国が自主開発した商用観測衛星「吉林1号」が撮影した、米国と日本の軍事基地の写真を掲載した。有事には中国のミサイル攻撃の対象になる可能性がある。
機密性が高いとされる、米ネバタ州の米空軍基地「エリア51」の鮮明な写真には、世界でもまれな長さ7キロの超長大滑走路が写っている。一般の航空機は2キロで離陸でき、中国最長の特殊用途の滑走路も4キロだ。
中国本土寄りの香港紙、大公報によると「エリア51」周辺は飛行禁止区域で、自家用機の飛行や接近は禁止される。また、米軍の最新航空機の実験が行われている。 「吉林1号」は日本の横須賀軍港の写真も撮影され、米軍の空母を含む軍艦、海上自衛隊の艦艇、ドック、タンクなどがはっきり写っている。
「吉林1号」の観測写真の分解能は商用で20メートル、軍用で3メートルとされ、中国の「東風26」弾道ミサイルの目標用の画像として、十分な鮮明さを持つ。
(参考)http://www.takungpao.com.hk/mainland/text/2016/0907/22592.html